投稿日:2024年2月28日 更新日:2024年3月11日

五月人形 端午の節句 飾り方

【違いは飾る場所】五月人形 内飾りと外飾りってなんのこと?

「端午の節句に飾るものを調べたら「内飾り」「外飾り」という言葉が出てきたけど、これってなに?」
「両方飾らないといけないの?」

我が子のために節句用品を買おうと思ったものの、よく知らない言葉が出てきて戸惑ってはいないでしょうか。
普段接することの少ないジャンルの買い物なので、分からないことが多くて戸惑ってしまいますよね。

「内飾り」と「外飾り」は屋内と屋外、飾る場所の違う装飾品の呼び方です。

この記事では、「内飾り」「外飾り」の違いと意味を詳しく解説します。
ふらここで人気の商品もご紹介しますので、端午の節句に向けてお節句用品の購入を検討されている方はぜひご参考ください。

この記事を読めば、「内飾り」「外飾り」の違いをしっかりと理解した上で、ご自宅やご自身の好みに合ったお買い物ができます。

ぜひ最後までご覧ください。

【片方でもOK】内飾りと外飾りの違い

端午の節句は元々、中国から伝わってきた行事と言われています。
中国では、この日に菖蒲やヨモギを門に吊るしたり、お酒にして飲んだりするなどして邪気払いを行っていました。それが日本に伝わり、いつしか男の子の無病息災を願う行事として祝われるようになりました。

※端午の節句の歴史については、こちらの記事で詳しく解説しています:
こどもの日(端午の節句)の歴史は中国から?お祝い方法の意味も解説

この端午の節句で飾る装飾品を「内飾り」「外飾り」と呼んでいます。

外飾り
屋外に飾るものの総称。
鯉のぼり、のぼり旗など。

内飾り
屋内に飾るものの総称。
鎧飾、兜飾、大将飾など。

このように内と外、2種類の装飾品があるのは、雛人形など屋内の飾りだけの桃の節句とは違う部分です。

どちらを飾るかは自由で、両方飾らないといけないといった決まりはありません。

実際、両方を飾っているのは10人に1人という調査結果もありますので、どちらを飾るかはご家庭ごとの好みで決めると良いでしょう。(東京では五月人形や鯉のぼりは飾りにくい?東京都の端午の節句飾り事情

意味合いが違うから2種類ある

内飾りと外飾りはそれぞれ込められた意味が違うため、2種類飾るようになりました。

■内飾り:厄除け、お守り

鎧や兜は「敵の攻撃から身を守る」ものであることから、「災いから身を守る」という意味が込められています。
また、大将飾は雛人形と同様、その子を災いから見守ってくれるお守りのような存在です。

もともとは鎌倉時代の武家社会において、神社に鎧や兜を奉納することで安全を祈願する風習がありました。江戸時代になるとそれを庶民が真似するようになり、鎧や兜、また勇ましく勇敢な武者を象った人形を飾る文化が定着しました。

■外飾り:立身出世への願い

鯉のぼりやのぼり旗は、生まれた子供の立身出世を願って飾るものです。

鯉のぼりは江戸時代に、町人が生んだ文化です。
「黄河の急流をさかのぼり、龍門の滝をのぼりきった鯉が龍となった」という中国の故事をモチーフに、鯉のぼりを飾って我が子の出世を願う文化が生まれました。

のぼり旗もまた、江戸時代に端を発しています。

将軍に世継ぎが生まれると城中にたくさんののぼりや旗を飾る習慣があったのを民間でも真似するようになり、男児が誕生するとのぼり旗を飾って健やかな成長を祈るようになった、と言われています。


内飾りと外飾りは意味合いが異なる文化であるため、両方とも現代に受け継がれているのですね。

ただ、従来は外飾りといえば大きな鯉のぼりで、庭にポールを立てて大空を泳がせる大きなタイプが主流でした。

近年はマンション住まいの方が増えたことや、外飾りを飾るのは手間が掛かることから、そういった大きな鯉のぼりを見かける機会も少なくなりました。
特に都市部では内飾りだけを飾ったり、鯉のぼりはベランダに飾れるタイプの小さな鯉のぼりや屋内に置けるタイプを選んだりと、外飾りについては簡略化される傾向が強くなっています。

厳選3点!ふらここでの人気の内飾り(五月人形)

場所を取らずに気軽に飾れるコンパクトなサイズが強みのふらここで、特に売れている人気の五月人形をご紹介します。

端午の節句に、大切なお子さまのお守り・厄除けとしてぜひ飾ってみてくださいね。

・夢(ゆめ)

商品名:夢 / T-000011101
サイズ:横幅35cm×奥行27cm×高さ29cm 
価 格:90,500円(税込99,550円)

~おすすめのポイント~
発売以来、毎年高い人気を誇る大人気商品です。元気に遊ぶ男の子のお人形を主役に、鯉かざりや菖蒲の花飾りを添えて「端午の節句らしさ」を表現した大将飾です。

お屏風には青空をイメージして染めた和紙を採用しており、さわやかな五月の雰囲気を存分にお楽しみいただけます。端午の節句らしいデザインのものや、楽しく飾れるタイプをお探しの方にぴったりな五月人形です。

蒼(そう)

商品名:蒼 / T-000017400
サイズ:横幅40.5×奥行30×高さ30.5cm
価 格:97,000円(税込106,700円)

~おすすめのポイント~
温かい雰囲気のお花畑を描いた屏風が目を引く大将飾です。
優しくほほ笑むお人形の表情には、 “周りの人たちを温かく包みこむような、誠実で優しい子になりますように”と願いを込めました。
我が子の健やかな成長を願って飾るのにふさわしい大将飾です。

https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/T-000017400

・金色に四君子の兜(収納タイプ)/こんじきにしくんしのかぶと

商品名:金色に四君子の兜(収納タイプ) / K-000440500
サイズ:横幅45×奥行30×高さ39.5cm
価 格:107,500円(税込118,250円)

~おすすめのポイント~
アイボリーの飾り台、ゴールドの兜と色味の雰囲気を統一して仕上げた兜飾です。
艶やかで美しい質感がとても上品な印象を与えます。
鍬形には鷹、屏風には四君子と、古くから親しまれてきた縁起の良い文様をあしらいました。
インテリアとの相性を大切にしたい方にオススメの一品です。

https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/K-000440500

【どこにでも置ける】ふらここの人気の外飾り(鯉のぼり)

「立身出世を象徴する外飾りもぜひ飾りたい!」という方のために、ふらここの外飾り(鯉のぼり)もご紹介します。

ふらここの鯉のぼりは、五月人形同様コンパクトサイズなため、お部屋の中に置くタイプになっています。
おうちの中のどこにでも置ける点、五月人形と一緒に飾れる点が魅力です。

・鯉のぼり飾り 『あまつそら』

商品名:鯉のぼり飾り 『あまつそら』 / GOP-0050500
サイズ:横幅8×奥行8.5×高さ44.5cm
価 格:11,660円(税込12,826円)

~おすすめのポイント~
ふっくらとしたちりめん素材の鯉のぼりが、ゆらゆらと泳ぐ様子が可愛らしいですね。
足元では子供たちが楽しそうに鯉のぼりを上げていて、ほっこりと心が和みます。
お人形や兜と一緒に飾れる丁度良いサイズ感で、端午の節句の楽しい雰囲気を演出できます。

https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/GOP-0050500

・両立のぼり 小 (お名前入)

商品名:両立のぼり 小 (お名前入) / GOP-0120000
サイズ:飾りつけ時:高さ40cm
価 格:18,000円(税込19,800円)

~おすすめのポイント~
お名前を入れるのぼり旗と、鯉のぼりがセットになった商品です。
お名前が入ると、「我が子だけの五月人形」という特別感が増しますね。
クラシックな雰囲気の仕上がりなので、兜飾や鎧飾と一緒に飾るのが特にオススメです。

https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/GOP-0120000

・鯉のぼりモビール のびのび

商品名:鯉のぼりモビール のびのび / GOP-0120200
サイズ:横幅7.5×奥行10.5×高さ41cm
価 格:22,000円(税込24,200円)

~おすすめのポイント~
伝統的な鯉のぼりとは一味違う、ポップな柄の鯉のぼりモビールです。
こちらもお名前が入るので、「我が子のための鯉のぼり」として毎年飾るたびに親しみが増すことでしょう。

https://www.furacoco.co.jp/gogatsu/product/GOP-0120200

好きに飾ってお節句を楽しく過ごしましょう!

「内飾り」と「外飾り」、それぞれに良さや特徴がありますので、ご自宅やご自身の好みに合わせて選んでみてくださいね。

我が子のために色々と悩んで決めたものなら、「内飾り」でも「外飾り」でも、お子さまにとって一生大切にしたい素敵な思い出となることでしょう。

ふらここでは、ご紹介した以外にもたくさんの可愛い商品を販売しています。
どの五月人形を買えばいいか悩んでいる方は、ふらここのホームページもご覧ください。

ショールームで展示も行っておりますので、実物を見たい方はぜひショールームへのご来場もお待ちしております。

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この記事の監修者
代表取締役 原 英洋

1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。

代表取締役 原 英洋